インフルエンザと新薬ゾフルーザについて(2018~2019シーズン)

手洗い・うがい・マスクで予防 -  -  -
手洗い・うがい・マスクで予防
こんにちは。西宮北口 西宮ガーデンズにある糖尿病内科・代謝内科・循環器内科・内科のいわもと内科クリニック 院長 岩本です。

1月の第3週第4週ぐらいにインフルエンザのピークを迎え、2月3日現在、少しずつインフルエンザに感染された方も少なくなり落ち着いているように感じています。
現在までのインフルエンザの特徴(私見)ですが、
①インフルエンザA型
②予防接種をした人でも感染。その際、咽頭痛や全身倦怠感に1日か2日の発熱を認める。もちろん予防接種の効果で、症状は比較的軽度。発熱がない人もいます。
③ゾフルーザは内服1回のみで、患者様の負担が少なくて好評。総じて、効果も良く、当院では有害事象の発現も認めていません(メーカーによる市販後調査によると、消化器症状の副作用が時々認められるようです)。

インフルエンザの特徴は、急速に発熱(高熱)・悪寒・関節痛・筋肉痛・頭痛が生じます。その症状がでるまえに、咽頭痛や鼻水などの一般的な風邪症状を認める場合も多々みうけられます。また、今年は2種類のA型が流行しているそうです。その意味するところは、インフルエンザA型に1シーズンで2回かかる可能性があることを示唆しています。実際に、そのような患者様もいらっしゃいましたので、もうA型になったから大丈夫と安心せず、手洗いうがいを励行しましょう。
当院では、インフルエンザB型もすでに確認されていますので、引き続きみなさん注意してくださいね。

いわもと内科クリニック
院長
岩本紀之