ヨーグルトが糖尿病発症を予防!?

こんにちは。西宮北口 西宮ガーデンズにある糖尿病内科・代謝内科・循環器内科・内科のいわもと内科クリニック 院長 岩本です。

本日は、ヨーグルトが2型糖尿病の発症を抑制したという大規模な疫学研究の結果をご紹介します。
対象者は、米国で実施された大規模研究「看護師健康研究Ⅰ・Ⅱ」「医療従事者追跡研究」に参加した男女で、約19万5000人。調査期間中に1万5156人が2型糖尿病を発症したそうです。
本研究の分析では、ヨーグルトを毎日28g食べている集団は、そうではない集団に比較して2型糖尿病を発症するリスクが18%減少したという結果でした。
一般的なヨーグルト1カップが60g前後ですので、それを1日1個食べるだけで、糖尿病の発症が抑制できるなんて、なかなか嬉しい研究結果です。(https://bmcmedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12916-014-0215-1)
ヨーグルトを食べると、インスリンの効き目が良くなったり、炭水化物を食べる前にヨーグルトを食べると、以前紹介したGLP-1ホルモンの分泌を促し、食後の血糖値上昇を抑えることが報告されています。
ヨーグルトを食習慣の1つにしても、いいですね。私も実践してみようと思います。

いわもと内科クリニック
院長
岩本紀之