腸内細菌バランスと病気 糖尿病の発症に腸内細菌関係 2019内科学会総会 ①

こんにちは。西宮北口 阪急西宮ガーデンズにある糖尿病内科・循環器内科・総合内科・代謝内科・生活習慣病・健康診断のいわもと内科クリニック 院長 岩本です。

腸内細菌バランスと病気。以前から、糖尿病や肥満症は腸内細菌の悪玉菌が増加することによって、本来食物繊維を餌にして短鎖脂肪酸を作っている善玉菌が減り、糖尿病や肥満症が発生しやすくなることが示唆されていました。今回の内科学会で勉強したことは、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患が、腸内細菌の種類や構成が乱れることで起こるということ。これをディスバイオーシスというらしい。大腸に本来存在しないような細菌が存在するだけで、腸内リンパ節や肝臓の異常が認められる。腸を綺麗にして、バランスの良い腸内細菌を移植すると、いろいろな病気が改善する可能性があるようだ。もちろん院長が得意にしている糖尿病治療も、ディスバイオーシスがあれば他人からの便を移植するといった治療法が将来確立されるかもしれません。医は食からと言いますが、腸内細菌を意識した食事方法を心がけることも健康には、とっても重要なことですね。

西宮市深津町7-21 阪急西宮ガーデンズ別館1階
いわもと内科クリニック
糖尿病・代謝内科・循環器内科・内科
院長
岩本紀之