採血は、空腹時じゃないとダメ? 食後高脂血症について

札幌ビール園にて - ジンギスカンにビール、中性脂肪があがりまくっているはずです・・・・・・ -  -
札幌ビール園にて
ジンギスカンにビール、中性脂肪があがりまくっているはずです・・・・・・
こんにちは。西宮北口 阪急西宮ガーデンズにある糖尿病内科・循環器内科・総合内科・代謝内科・生活習慣病・健康診断のいわもと内科クリニック 院長 岩本です。

心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患の予防に関して、血糖値では、空腹時血糖値よりも食後血糖値が問題であることが知られています。中性脂肪は、どうでしょうか?脂である中性脂肪は、食後6時間にピークに達っします。
最近では、血糖値と同じく中性脂肪値も食後の管理が大事(食後高脂血症)と言われています。その状況をうけて、ヨーロッパの動脈硬化ガイドラインでは、中性脂肪の測定は随時(空腹時ではない)に実施するのが良いとなっており、中性脂肪値が175㎎/dL以上ある場合には、動脈硬化性疾患になりやすく注意が必要である。日本のガイドラインでは、空腹時測定のみで中性脂肪150mg/dL未満が正常値です。

実は、当院では、空腹時・非空腹時に関わらず採血を行い、リスク管理を行っています。

どうしたら中性脂肪の上昇を抑えられるのか?
お薬もありますが、食事の内容、食事の方法が大事です。糖・脂肪の吸収を抑えるポイントについては、また次回お話したいと思います。


いわもと内科クリニック 糖尿病内科・循環器内科・代謝内科・内科
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