「みんなちがって、みんないい」 金子みすゞ 糖尿病診療に思うこと

みんなちがって、みんないい -  -  -
みんなちがって、みんないい
こんにちは。西宮北口 西宮ガーデンズにある内科・糖尿病内科・代謝内科・循環器内科のいわもと内科クリニック 院長 岩本です。

今日は、私が好きな詩人「金子みすゞ」さんの詩を紹介したいと思います。金子みすゞさんは、大正時代に生きた山口県出身の女性で、26歳と短い生涯の中で多くの詩を残されました。その中から現代でも大切な概念(真理)を表した 「 私と小鳥と鈴と 」を紹介いたします。
人はそれぞれ異なった個性を持っています。しかしながら、その個性をなくし、画一化することが日本の教育の指針とされてきたように思います。現代のリーディングカンパニーは、「Diversity and Inclusion」という概念を重要視しています。自分らしさを表現しながら、その個性をお互いが認め合い、尊重しあい世界を作る。多様性を受け入れるということが、イノベーションを生み出すのにとても大切であるという考え方です。同じ考えしかもたない人間があつまっても、いまよりもより良い世界は作れないのでしょう。

当院の待合室で時々上映している「The Greatest Showman」も、挿入歌「This is me」でこう謳っています。「私は愛される価値があることを知っている、私に相応しくないものなんて何もない、これが私があるべき姿、これが私」。
すべての人が、お互いの個性を尊重しあえる世界になれば、もっと素晴らしい世界になると思います。


「 私と小鳥と鈴と 」
              金子みすゞ

   私が両手をひろげても、
   お空はちっとも飛べないが
   飛べる小鳥は私のやうに、
   地面を速くは走れない。
   私がからだをゆすっても、
   きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに
   たくさんな唄は知らないよ。
   鈴と、小鳥と、それから私、
   みんなちがって、みんないい。 

糖尿病治療も百人いたら百通りの治療法があると院長は考えています。
みんなちがって、みんないい。
みんなライフスタイルが異なりますしね。

いわもと内科クリニック
院長
岩本紀之