糖尿病患者さんの循環器疾患を予防する指針ー日本糖尿病学会と日本循環器学会が合同コンセンサスステートメントを作成中

秋保大滝 - 日本糖尿病学会(仙台)で訪れたマイナスイオンいっぱいの秋保大滝。日本三大名瀑の1つらしい(那智の滝・華厳の滝) -  -
秋保大滝
日本糖尿病学会(仙台)で訪れたマイナスイオンいっぱいの秋保大滝。日本三大名瀑の1つらしい(那智の滝・華厳の滝)
こんにちは。西宮北口 阪急西宮ガーデンズにある糖尿病内科・循環器内科・総合内科・代謝内科・生活習慣病・健康診断のいわもと内科クリニック 院長 岩本です。

糖尿病患者さんのは、そうでない患者さんに比べ、心筋梗塞や脳卒中などを発症するリスクが2倍から4倍高いことが知られています。循環器疾患を予防し、健康寿命の延伸を実現するために、日本糖尿病学会と日本循環器学会がタッグを組んで、現在治療指針などを作成していることが発表されています(2019年3月日本循環器学会―横浜、2019年5月日本糖尿病学会ー仙台)。

介護状態になる最大の原因は、脳血管障害と言われています。健康寿命を延ばし、生涯にわたり元気で自分で生活できるためには、循環器疾患を予防することが大切です。つまり、ピンピンコロリを実現するには、血管力を低下させない(動脈硬化の発症進展を予防する)医療が大変重要です。
当院では、動脈硬化予防に最も力を入れて診療をおこない、糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満・喫煙を適切に管理コントロールすることを最も得意な診療内容として展開しております。

2018年12月に、長い年月をかけた末、「脳卒中・循環器予防対策基本法」が国会で可決されました。いよいよ国も健康寿命の延伸の実現に向けて動き始めています。当院も、「健やかでより豊かな人生を目指して」というビジョンの元、ピンピンコロリの実現に向けて、より一層の努力をしたいと思います。

いわもと内科クリニック
院長
岩本紀之